蓄膿症は、副鼻腔に炎症がおきる病気の中で慢性副鼻腔炎の通称、俗称名です。
副鼻腔は鼻の周りにある骨に囲まれた空洞です。副鼻腔は成長に伴って体積が大きくなり、体の成長が止まる頃に完成します。
副鼻腔の役割は、鼻から吸った空気に適度の湿度を与えることや顔面に打撃を受けても衝撃を吸収し、脳へのショックを和らげたりします。
副鼻腔はそもそもがらんどうなのですが、この空洞に細菌が感染して炎症を起こすと鼻水が透き通ってなく、「青鼻」と呼ばれる色の付いた臭く粘っこい鼻汁でいっぱいになります。
蓄膿は以前はよくみかけた病気で、子供がよく青鼻を垂らしていましたが、最近ではあまり鼻汁垂らした子供は見かけなくなりました。そのかわりにアレルギー性鼻炎も子供が多く見られるようになっています。
蓄膿(副鼻腔炎)の症状は、鼻づまりや鼻の周りの痛みと腫れを起こしたり、時には、発熱や頭痛、頭重感を伴います。
特に子供の場合は、鼻づまりのため、イライラしたり、集中力が無くなって学校の成績に影響が出ることがおおくあります。また、就寝中に細菌に感染した鼻汁がのどに落ちて気管支炎の原因にもなることもあります。蓄膿症の特徴としてアレルギー性鼻炎と合併しやすいこともあげられます。
蓄膿症(副鼻腔炎)の人の多くが口臭がすると気にしているようです。臭い鼻水が喉から落ちてくるのでそれが口臭の原因になっていることもあるのですが、他にも蓄膿症が口臭を起こす原因になることがあるのです。
蓄膿症の場合には鼻づまりを起こすことが多く、どうしても口呼吸になりがちです。口呼吸をすると口の中が乾燥して唾液が減り、自浄作用が低くなり、口臭の原因になります。
唾液が減るために、虫歯や歯周病の原因になったり、免疫力が低下するために風邪やインフルエンザにもかかりやすくなってしまいます。逆に虫歯や歯周病があるために、蓄膿症になる場合もあります。
また、蓄膿症の治療で唾液の分泌量を抑えてしまい、よけいに口の中を乾燥させてしまい、唾液の分泌量が減るので口臭がするようになることもあるようです。
口臭の治療法は、まず、耳鼻科で蓄膿の治療を行うこと、口呼吸を治す訓練をすること、そして、歯科で虫歯や歯槽膿漏などがないか調べてもらいある場合には治療をすることを心がけましょう。